不感症は特に女性にとって重大な病気です。ほとんどが性行為の経験不足からですが、その要因は身体的であったり、精神的なものであったりします。
精神的要因の場合、その人の根深いものに関わってくるので解決するのは大変難しいです。不感症を治す方法はあるのでしょうか。
不感症を引き起こす考え方
不感症で悩んでいる人は以下の点に思い辺りがあるのではないでしょうか。
・性を考えると恥ずかしい
・性行為が好きになれない
・気持ちいいと感じたことがない
・出産後感じなくなった
一つでも当てはまる場合、不感症について詳しく知る事をオススメします。
不感症とは、性欲もあり、性行為自体もできるが快感を感じることができない性感異常です。性欲も性行為による快感も感じないという冷感症もありますが、これはまた別の症状です。
不感症も冷感症も、性行為の経験が少なく気持ちいいと感じる体の部位の発達が熟成しきっていない、という場合が多いです。この場合経験値を積み重ねていくことによって、またはパートナーに相談し、お互い気持ちよくなるために努力することによって解決します。
不感症を引き起こす原因は2つある
不感症の多くが精神的な理由が多いのですが、性行為の時に濡れない状態になるなどの身体的な理由の場合もあります。
①精神的要因
・過去の性行為時の痛みや恐怖から性行為に対して嫌悪感を抱く
・幼少期の性的な体験
・幼少期からの性行為に対する羞恥心や不潔だという思い込み
②身体的要因
・クリトリス包茎
・出産や高齢化で筋力の低下による膣のゆるみ
不感症の悩みを解決する方法
不感症に悩んでいる場合、治療法として2通りあります。それは、病院で改善をする方法と、自力で改善をする方法です。先ほどお伝えしたように不感症の原因には、
・心によるもの
・身体的な原因
この2つだと考えられています。そこで、それぞれの改善方法をお伝えしていきますね。
身体的原因の場合
身体的要因の場合、婦人科形成で治療するという方法があります。
・クリトリス包茎術
クリトリスを完全に覆いつくしている包皮を切除します。
・膣縮小術
女性器の入り口部分の筋肉をよせたり、会陰形成をすることによって、広い部分で刺激を受けられるようになります
・ペルビックトレーナー
筋力の強さと快感は比例しています。出産や年と取ると共に骨盤の筋力が落ち、感じにくい体になっている可能性があります。トレーナーで骨盤全体の筋力を増強し、より強い快感が得られる可能性をアップさせます。
・Gスポットにヒアルロン酸を注入する
女性には性感帯としてGスポットがあります。そこにヒアルロン酸を注入することで感度を高めます
インティマレーザー(Vタイトニング)
コラーゲンの減少による不感症を治療します。手術によるリスクを回避し、コラーゲンを再生します。
Ultra Vera(ウルトラヴェラ)
腟周辺の筋肉のゆるみからくる不感症を治療し、膣を引き締めることにより感度が上がる可能性がアップします。
フィラー注入(注射による膣の引き締め)
膣のゆるみからくる不感症の場合を治療します。コラーゲンが増えづらい場合、レーザーなどと併用してより即効性があります。
手術をするのは怖いと思われがちですが、ずっと不感症に悩み続けるよりは治療のひとつとして考えてみてはいかがでしょうか。まずはカウンセリングを受ける事をおすすめします。
精神的な場合
精神的なことが原因で不感症を改善したい場合は、カウンセリングがおすすめです。男性も女性も含めて一番効果的な方法である催眠療法についてお伝えをします。
不感症を改善する催眠療法とは
過去性的なショックを受けるような記憶もないし、病院に行っても身体的要因もなかった。精神的な原因だとは思うが、何一つ思い当たらない。そんな場合、催眠療法を改善のひとつとして視野に入れてみてはいかがでしょうか。
催眠療法は人の自覚できない領域である潜在意識という部分に、催眠をかけて原因を探ります。潜在意識は意識の95%を占めるので、自分の知らない、覚えていない、思い出すとショックを受けるから消してしまった記憶など、内なる自分がいます。
潜在意識に沈むと頭の中にぽんぽんと映像が現れてきて、それを口にすることによって内なる自分と対話し、本人すら知らなかった原因を探っていくのです。
何故性行為に対して性的に興奮できないのかその原因を探り当て、悪い記憶と紐づけらえているイメージを良いイメージへとすり替えます。そうすることによって脳に勘違いをさせ、自分自身を変えていくのです。
まとめ
不感症を治す方法はたくさんあります。しかし、どれがいいのかはその人それぞれです。子供が欲しい、パートナーと快楽を共にしたいと思うのに、自分だけ感じることができないのは辛いですよね。
そう言った場合原因を解決するために自分で努力したり、病院へ通ったりするのはとても良いことです。それでもダメな場合、催眠療法を視野に入れてみてください。きっとあなたを改善へと導いてくれるでしょう。