催眠術は存在するのか?

テレビの催眠術の真相
催眠術が存在するのか、しないのかについて時々議論されることもあります
確かに、テレビで見るような催眠術のショーを見ていると怪しさ100%ですよね。
実際に私も催眠療法を行う前までは半信半疑でした。
結論から書きますが、実際に「催眠」は存在をします。
しかし、ヤラセもあります。これは否定できません。
実際に演技しているかどうかも、顔を見ればよく分かります。
予備催眠という存在

催眠術をショーで行う場合やテレビ、そしてユーチューブの動画を見ていると催眠術をかける前から既に深い催眠状態なっている人がいます。
これは、明らかに既に催眠にかかっている状態であたかも
「今から催眠をかけます」という雰囲気を醸し出しています。
実際に予備催眠というものは、事前に催眠状態になっているので素人がやってもよほど下手ではない限り誰でもかけることができます。
この下準備をすることで、スムーズに本番を迎えることができるというメリットがあります。
全ての人が催眠にかかるのか?

どんな人も催眠にかかることはできます。私たちは日常生活で催眠状態になることは度々あります。
例えば、テレビをぼーっと見ている時、教室でうたた寝している時も脳波は催眠状態です。
また、催眠状態には全てにおいて段階があります。
例えば、手が固まることができても、幻覚を見ることができない。という人もいます。
他にも、催眠にかかりやすい人もいればそうではない人もいます。
<かかりやすい人>
・スピリチュアル好き
・素直な人
・女性
<かかりにくい人>
・理系
・理論が好き
このように別れています。
催眠術=誰にでも適応をする訳ではなく薬と同じように適応性のある人には抜群の作用を発揮しますがそうではない人もいます。
意外と催眠の歴史は深い?

催眠=怪しいものかと思いますが、実は催眠療法の歴史は古いです。
現在の「催眠」と呼ばれるトランス状態を遡ると、古代にまで及びます。
古代エジプトやギリシャ、ローマなどの宗教で利用されてきました。
例えば、アラジンのジェファーの蛇の杖を思い出して見てください。
1点を集中させて、恐怖心を煽り催眠誘導を仕掛けているのも一つの描写です。
しかし多くは、病人や悩みを抱える人々にとって適切なものだとされてきました。シャーマン、ヒーラーも催眠の技術者であったことは否めません。
キリストの伝来により催眠は黒魔術、呪文だとされ追放されたと言われています。キリストにとっては、不都合な真実だったとされています。
近代催眠

近代催眠の始まりとして、フランツ・アントン・メスメル医師が研究をしていた動物磁気説による催眠術です。生命のエネルギーを伝導することで患者さんを癒すことを行いました。
今でゆう『氣』だと考えてもらえればと思います。しかし、科学的な根拠がないことからこの催眠術は発展しなかったと言われています。
しかし、1830年代になると、イギリスの医師が催眠術を用いて痛みを緩和することで、麻酔薬を使わずに手術を行うことに成功をしました。
続いて、ジェームズ・ブレイド外科医が催眠術の科学的検証を、何か1つに集中することによって患者は暗示にかかりやすくなると断言をしました。
この凝視をするという行為から、ギリシャ語の語源から催眠という言葉を用いました。
このようにして、科学的根拠あるものとして、今から200年以上も前から医療として催眠療法は利用されています。
まとめ
催眠とは、古代から現代にまで伝わる人を癒す方法の一つです。現在の日本の精神医療は遅れているがゆえに、テレビで見かけるのはショー催眠術ばかりかもしれません。
このため、怪しい、ヤラセというイメージが強いのではないでしょうか?
しかし、既に海外では催眠療法はしっかりとした心のケアそして体の痛みの緩和まで利用されています。